本日は新教研さん主催の2019年度私立高校入試結果報告会に参加してきました。
今年は水戸地区の県立高校が桜の牧等一部の学校を除き、全体的に倍率が低かったため、各私立高校とも入学者数を確保するのに苦労したようです。
●志願者を増やした学校
・大成女子(前年度比+14)
・水城(同+3)
・常磐(同+10)
・水戸啓明(同+62)
●入学者数を増やした学校
・明秀日立(前年度比+4)
・水戸葵陵(同+1)
・水戸啓明(同+23)
来年度入試に関してですが、就学支援金制度が変わり、年収約590万円未満の世帯を対象に全国で私立高校授業料の実質無料化がほぼ確定的なため、今まで以上に私立高校への進学を希望する人が増えるかもしれません。また、それに伴い各学校の特待制度の変更もありそうです。以下は現状わかっている範囲での変更点です。
○水城
現状のZ・S・A・BのコースからZ・U・S・Aコースに変更。(今までのスポーツ特待用のBコースはAコースに編入)桜ノ牧に不合格で水城に来る生徒が多いので、そのレヴェルの生徒の学力をもう少し伸ばしたいというのが新コース設置の狙いらしい。
○常磐
今まで希望制だった特進選抜コースと特進コースを一本化して、特進選抜コースにするとのこと。従来の特進選抜コースで行っていた探求学習が徐々に大学入試にもつなげられるようになっていたため、それを広げたいと言うことだろう。今までは10数人の少人数だからできていた部分も大きいと思うので、それを大人数でも出来るかどうかが鍵か。
○水戸葵陵
特に大きな変更はない模様。チャレンジ入試の志願者と受験者に隔たりがあるため、チャレンジ入試の受験料を変更予定。(無料→3000円程度)
○茨城キリスト
全体的な受験者数は減ってしまったが、水戸地区・ひたちなか地区の受験生は増えたそう。今後プレテストと実際の入試の関連性を強める予定とのこと。
○岩瀬日大
今まで年度更新制だった特待生をあらため、学力特待Ⅰ種・Ⅱ種は3年保証に変更。
○水戸啓明
入試制度は大きな変更はない模様。制服を変更予定。
○水戸女子
今年度は2教科・3教科・5教科入試があり希望選択制だったが、来年度は5教科に一本化される。合格判定自体は2教科(英国)・3教科(英国数)・5教科の1番良いもので行うとのこと。また、今年度の私立専願制度の入学手続きは県立1次試験の合格発表の時までだったが、県立2次試験の合格発表時まで延長予定。
○茨城
特待制を設ける模様。他校程大がかりなものではないが、入学金?が40万円免除になる予定。その他、兄弟姉妹が在籍している場合は、施設費が免除になる優遇制度も。
○大成女子
生徒会活動を積極的に行ってきた生徒や、部活を3年間継続した人への入試での加点を検討しているとのこと。